音楽の話

タゴサクディスクレビュー #1 懐かし自販機BGM Vol1&2

わずか200〜300円の自販機うどん・そばを食べるためだけに、高速代とガソリン代を惜しむことなく使って遠くへと車を走らせているとき、私は自由と豊かさに感謝する。
現代とは思えない非日常感や懐かしさを味わえる自販機コーナーが、いつまでもあり続けることを切に願っている。

  「日本懐かし自販機大全」 まえがきより抜粋

 「タゴサクといえば自販機」と連想する人もいるぐらい、懐かし自販機をめぐる旅を私もした。九州を除く西日本にある食品系の懐かし自販機はすべて回るぐらい、この自販機巡りは私を夢中にしたのだった。
 この自販機巡りのきっかけはYou Tubeに上がっていた自販機巡りの動画で、その動画に使われているBGMが、今回紹介するBGM集である。

懐かし自販機 サウンドトラック集 Vol.1
懐かし自販機 サウンドトラック集 Vol.2

 今までハマった音楽ジャンルは大体がダンスミュージックか、ダンスミュージックとして解釈できる音楽だったが、それら以外でこんなにハマるなんて。ジャンル的にはジャズとかイージーリスニングとかになるんだろうか。

とにかく2023年現在、タゴサクが最も聴いている音楽はこのBGM集である。

 今の仕事がトラックドライバーであり、休みの日も愛車のインプレッサで100キロとか走る車中心の生活であるが、そのBGMとして最も最適であると思っている。特に旧国道や、県道などの田舎道との相性がよく、春夏秋冬季節を選ばずに1年中聴いていられる。ちなみに正反対の首都高みたいなところだと、R4(リッジレーサー4)のサントラをおすすめする。

 朝、車のエンジンをかけ、暖気運転ついでに近所のコンビニでコーヒーとパンを買う。車内をコーヒーの香りが優しく包み、空調の吹出口から暖かい空気が出るようになって来た頃、おもむろにこのBGMを再生して少し重たいクラッチを繋ぐ。春ならば咲き始めた花を見ながら、夏ならば緑いっぱいの景色を見ながら、秋ならば鮮やかな紅葉を見ながら、冬ならば白くなった山を見ながら。そしたら100キロなんてあっという間。「あれ?もうコインスナックふじまで来ちゃったのか…。温泉でも入って帰るか!」なんて具合に最高のドライブとなる。

 田舎道であれば軽自動車でもトラックでも乗り合いバスでも、このBGMがピッタリと合うはず。音は小さめでね。主張することなく、しかしながら存在感がなくなるわけではなく、そこにいてくれる。邪魔しないBGM。だからずっと聴いていられるのかもしれない。
 ぜひ動画下のリンク先から楽曲の購入をして、ドライブのお供に。もしくはチル・アウトしながら部屋でまったりと聞いてほしい。

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